ヘナはどうやって染まるの?
どんな草でも髪を染められるというわけではありませんよね?ではなぜヘナで髪が染まるのでしょうか?
それはヘナの葉の主成分と、髪の主成分が関係しています。
ヘナを髪に塗布すると、ヘナの主成分である「ローソン」が毛髪細胞の主成分「ケラチン(タンパク質)」にからみつきます。これにより、タンパク質が抜けているダメージ部分が補修され、同時に、ローソンの赤褐色の色素により、白髪部分がオレンジに染まります。
黒髪にヘナをするとどうなるの?
ヘナには脱色効果はありませんので、黒髪はほとんど色の変化はありません。
「じゃあやっても意味ないのかしら・・・」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
【メリット】
黒い髪の色にヘナの赤褐色が重なるので、光が当たると、ほんのりと明るく軽やかな印象になります。また、髪にハリとツヤが出るため、しなやかで輝く印象になります。
「明るくなり過ぎずに、重たい黒髪の印象を変えたい・・・」という方にはぜひオススメです。
白髪にヘナをするとどうなるの?
ローソンの赤褐色の色素により、白髪部分がオレンジに染まります。
天然素材であるヘナは、化学素材に比べると染める力は弱いのですが、回を重ねることで違和感無く自然に染まります。
【メリット】
黒髪に白髪が混じっている状態では、黒髪にオレンジに染まった白髪がメッシュとなって、軽やかなオシャレな印象になります。
【赤みが気になる場合】
落ち着いた色味に染めたい場合はインディゴなどを併用しますと、ブラウン系、ダークブラウン系に染めることが可能です。